2017年12月6日
in collector. (Last updated: 2017年12月11日)
STAGING THE SHOW <BR />AT THE ELBPHILHARMONIE

STAGING THE SHOW
AT THE ELBPHILHARMONIE

エルプフィルハーモニー・ハンブルクには、2,100人を収容可能な大ホールを含めて3つのコンサートホールがあります。建築家のジャック ヘルツォークとピエール ド ムーロンが特に注力したのは、建物の表面と、その質感が織りなす相互作用でした。特筆すべきはホールの内装で、ミリ単位で精巧にカットされ、正確に取り付けられたおびただしい数の石膏ファイバーパネルによる「白い肌」が、比類のない音響効果を生み出しています。この空間を創り上げるには、最先端のデジタル技術に加えて、日本の音響設計家、豊田 泰久氏の卓越した才能が必要とされました。

観客席の形状も革新的です。中央にあるステージの上には、湾曲した天井が、建築家の言葉を借りれば「テントのようにそそり立って」います。その印象的な形は、建物の外観にも影響を与えています。この巨匠の技術には、伝統への深い理解が反映されています。受け継がれてきた遺産とモダニティが出会うこの場所を、カール ラガーフェルドは、Paris‑Hamburg 2017/18 Métiers d’art コレクション ショーの舞台に選びました。

© Olivier Saillant